大波の会 日記

地域猫だった「こてつ」について

以前住んでた近所の地域猫だったこてつ。

4月12日こてつの容態の急変のご報告を活動日記の最期に、改めて・・・といいつつ詳しい報告ができず、今日まで思い起こすことをずっと先延ばしにしてきたので、ご心配していただいてきた皆様に報告が遅れましたことをお詫びいたします。。

以前の日記はこちら参照→()()()()(

-4月13日の夜、こてつは安楽死というあたし達の選択により、病院にて、ずっと関わってきた3人で見守る中、眠りにつかせました-

思い起こせば、昔、たしか5年~7年くらい前にあたしがこの猫を去勢手術をしたときは、完全な野良で、捕獲器で捕まえたと記憶している。
当時のあたしは餌をやっていたわけでもなくて、ただ自分がその近辺に引っ越してきた時にえらくたくさんの野良が目に付いて、もう10年以上前のある暑い夏の朝、自分が捨てられてた「へその緒のついた子猫」を5匹拾ってしまったことで、また、いつこういった事で、自分が拾わなければいけない羽目になるかもしれないという危機感で、当時まだこんな活動をしていなかったあたしは、人を通して、活動していたボランティアさんを紹介してもらって、その人に教えてもらったようにそこらへんにいた子を餌付けして、片っ端から捕獲器で捕まえて、とにかくせめて自分の「みじかなところで増やさないこと」に専念していた。
新入りを見つけたら、捕獲し、避妊去勢を施した。
何年もかけてやっと数匹になって、こてつもその中のうちの1匹だった。

術後、いなくなった子も多い中で、こてつも姿を消していたうちの1匹だったが、また数年後どういうわけかそのうち見かけるようになり、どんどんなつっこい子になっていった。
後で知ったのですが、近所の人が自分の家の前で餌やりをしていて、寝床まで用意してもらって、ほとんどそこに毎日いるようになり、半ばそこのお宅の飼い猫状態になっていたんですが・・・。

ある寒い寒い冬の日、そこの家族は引っ越していった。

こてつともう1匹を置き去りにしてー。

もう1匹はあたしたちには全くなついてない猫だったため、ダブルキャリアもあったようで、風邪をこじらせどんどん悪化して、1ヶ月もしないうちに姿を消した。  

  -  多分死んだんだろう・・・  -

こてつは幸いとても人懐っこかったために、そんなこてつをみんな不憫に思い、何かと気にかけ、通りすがりの人からも餌をもらったりしていた。
けどそんなこともみんな長くは続かず、はじめだけだったので、こてつはだんだん痩せてきてその家を離れ、あたし達のほうに来るようになったので、うちともう1ヶ所で面倒を見ていくことに決めたのです。

それから数年。
怪我をすれば病院に、風邪を引けば病院にと。。。外猫、野良ッチではあったけど、ほとんど飼い猫のような待遇はされていたと思う。

そんなこてつの最期は、食べても食べても痩せてきておかしいなと検査をしたら、もともとエイズキャリアということもあったけど、腎不全になっていて、食欲もなくなり元気もなくなってきたので、とうとうあたしは家に入れ込むことに決めたのです。
はじめは外に出たがってはいたけど、見る見る弱っていくにつれそんなことも全くなくなった。
1週間から2週間ごとの点滴から始まり、ついには毎日の点滴となった。

「春までもつかどうか・・・・」

という先生の2ヶ月余命宣告を受けた。

桜が満開になり、これからがこてつにとっての気持ちいい季節になるのに・・・と、少しの復活を願うも、それはかなわぬ願いだった。

桜が散って行くころ、こてつにもお迎えが近づいていた。

こてつは自宅でちょうどあたしが見てる前で、力尽きるように倒れこみ、それからは一気に何も食べなくなり、水さえも拒んだ。
もう自分では寝返りさえも打てなくなって、寝たきりになった。
その日、こてつはほとんど瞬きもしなくなり、なでてもなでても、まぶたを閉じようとしなくなり、これはもう長くないなと確信した。

一晩付き添って横で眠ることにした。

何度も起きて熟睡は当然できなかったし、見るたび、呼吸があるかどうか目を凝らしてみた。
とても穏やかな呼吸で、見た目には特には苦しそうには見えなかったけど、時折見せる、のどに何か詰まるような、えづきを見せるようなしぐさが気になって、貧血のひどい状態だということもあったし、やっぱりしんどいに違いなかったのだろう。

朝起きてこのまま楽そうに?息を引き取ってくれるなら・・・・
そう願ったけど、朝が来てもこてつは同じようにがんばってた。
虫の息になって行くようなこてつ。
きっとこのまま何もしなくても、2~3日はもたないだろうし、自然死を待てばよかったのかもしれない。
でも、そこにいったいどんな意味があるのだろう・・・・
あたし一人の意見では決められないし、最期まで責任を一緒にとってくれようとした近所の人と、そして、置き去りにしていった、元半ば飼い主。(長くないと知らせてからは責任を感じていたのか、あたしが病院に行けないときには代わりに病院にもいってくれたし、最期は本当によくやってくれた。)

3人で話し合った。

こてつにとっての今一番はなんなのか・・・

もうこれ以上、もし苦しくなったとしても、もう病院では何もしてやれる治療がない。
楽にしてやれるあたし達のできる病院での最後の治療・・・
それが、安楽死という選択肢でみんなの意見は一致した。

毎日点滴の針を刺されて耐えてるこてつを見てきた元半飼い主。
この人も普通の人で、日に日に弱っていくこてつの姿を今回ずっとリアルタイムであたしと一緒に見続けてきた人。

     -こてつには少しでも楽になってもらいたい-

    -もう耐えなくてもいいからゆっくり休んでほしい-

2人共、レスキュー活動してる人ではないわけで、当然あたしとは違うので、もちろん、今までに経験したことの無いいろんな葛藤があったはず。
2人が反対したらあたしが一人で押し切ってできることではなかったし。
決断してしまったなら、その時そこから、もうこてつはこの世からいなくなり、二度と「生きてるこてつ」には会えなくなるという、とてつもない寂しさが押し寄せてくるであろうこともまだ知らないわけで、たぶん、理解はされないだろうとは思っていたけど・・・・

その時2人は一切反対はしなかった。

安楽死というのは簡単には決められないことだし、その決断のタイミングは難しい。
賛否両論ある中で、あたしは、この2人が理解してくれたことは、本当にありがたかったと思ってる。
そのおかげでこてつは一切苦しみ無く、ものの数秒で安らかに眠りにつくことができたのだから。
2人にとってはとても哀しい思いだったかもしれないし、罪悪感もきっとあったことでしょう。
でも、これからの2人の動物との暮らしの中で(2人とも共に拾った猫を飼っている)、いつかまた動物が治らない病気になって、こういった決断をするかしないか、という時がきっと来るはず。
そんな時に、無駄に苦しめなくてもいい方法があるんだということ。

痛み・苦しみから解放してあげられる

唯一人間が取れる究極の選択肢が安楽死だということに気づいてもらえたらと思う。
それには十分な知識と経験を持った、優しい獣医さんの協力なくしてはできないということ。
日ごろから、先生とコミュニケーションを計り、いざというときに拒否され困ることの無いように信頼を深めていってほしいと願います。

こてつのために、最期の究極の医療行為をしていただいた先生には心から感謝いたします。

こてつは近所のみんなからかわいがられ、愛された幸せな最高の野良っちだったんだとおもいます。
ある時、町内の話し合いが外であり、10人くらいのみんなが輪になって話をしていた時や、近所の子供たちがままごと遊びをしていたとき、いつも何処からともなくやってきて、その輪の中心に座り、ジーッと話を聞き、自分も仲間に入っていたこと・・・・
そんな光景が今でも目に焼きついてる。
みんなを和ませてくれた「こてつ」は、 ずっとみんなの心に残ってるはず。

14日、土曜日、火葬にはそれぞれの近所の子供達もついてきてくれて、みんなで見送った後、お骨を拾って連れ帰ってきました。
どうしても元、半分飼い主状態だった方が、大学で、東京に行ってる息子がこてつをかわいがっていたので、息子が帰ってくるまでお骨を預かって、こてつに会わせたいというので、未だにしばらくは納骨を見合わせている状態ですが、その方の気が済んだら、もどしてもらって、先に向こうの世界に行ってるみんなと同じ場所であるお寺さんに預けたいと思っています。

         こてつ、やすらかに・・・・。   
             そしてありがとう。

P.S.
こてつのためにいろいろと物資をお送りくださった皆様、寄付を下さった方、
お世話になりました。
改めて感謝申し上げます。


★まだ腎不全になっていなくて、ふっくらして元気で外で暮らしてた頃 こてつが連れてきた新しい相棒と。
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★まだ少し食べれて元気だった頃
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★動けなくなった日
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★最後の草の上での日向ぼっこ
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★満開の桜の木の下で
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★火葬場にて
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【物資ご協力のお願い】
★山のシロ用フード
(オシッコの問題があり現在ペーパーコントロールになりました)
ロイヤルカナン犬用phコントロール・スペシャル→こちらから購入できます
ロイヤルカナン犬用phコントロール→こちらから購入できます
ロイヤルカナン犬用phコントロール・ライト→こちらから購入できます
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★山の犬ししまる用ペットシート
デオシートのスーパーワイド60×90
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(毎月7~8袋必要となっています)
かなりまとまった量のオシッコをするので吸収率の高い分厚いものでないと床にしみてしまいますので、薄いものだと二枚敷しないといけない状況となります。
販売店参考はこちら
ご協力よろしくお願い致しますm(_ _)m

バザーで使う、日よけのパラソルは寄付していただけることになりましたので募集を中止いたします(詳細はこちらへ)。
****************************************
毎月恒例の譲渡会を開催致します。
日時:6月24日(日) 11:00~16:00
場所:こちらをご覧下さい。

会場は屋根付きのため雨天も実施致します。

****************************************
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by onaminokai | 2012-06-20 21:41 | 雑記
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京都を拠点とする犬・猫のレスキュー日誌
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