大波の会 日記

9月13日のゴンの死

【注意】偽・大波の会が出没しています
詳しくはこちらの記事をご覧ください。

↓以下が日記の本文です↓

ゴンは、先日長く辛いてんかん発作のようなものを初めて一時間にわたり起こした。
あまりにも目の当たりに見ていたゴンの一時預かりをしてくれている友人は、この長い真夜中が明けたら病院で先生に安楽死を今度こそお願いするつもりでいたと。

長い夜が明け、朝に病院へ行くと…
すでにその発作は収まっていたし、多少落ち着いている様子だったがために、その決心がつかずに ひとまず病院に預けて点滴を頼んだ。
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だけど、もうゴンは明らかに前のゴンではなかった。
夕方、あたしが病院へ見に行くと、ゴンはされるがままに点滴をされた状態でそこに横たわっていた。
もうあたしが呼びかけても触れても、起きあがることも頭を持ち上げることもできず、ただ早い苦しそうな息をして目だけこちらを見ようとしていた。

「もう頑張らなくていいから… 」

あたしは、撫でながらそう言った。

「すでに何匹も向こうで仲間のわんこ達が待ってるから安心して逝けばいいから…」と伝えた。

ゴンはペロペロと舌をだして、少しさみしいのか痛いのか、時折鼻をならしてた。

このまま 病院で、たとえ一泊でも一人にはさせたくない…
真夜中 もしもまた発作が起こったら…?
そう考えると不安になった。
きっとゴンはその数倍も不安だったに違いない。

預かりをしてくれてる友人と相談した。
彼女は明日あたしが決心しようとしたことに同意してくれた。
そして、それならば今日はどうしても家に置いて大好きな2人の寝室に一緒に寝かせてやりたいと言って、夜病院から連れて帰ってくれることを約束してくれた。

どんなにつらい現実が明日までにやってくるかはわからないけど、そうならないことを願って、ただただ、ゴンが寂しくないように…
それしかあたし達にはもう思いつかなかった。

  明日になれば…

               さよなら―。

まだ少しは続くかもしれない寿命を、あたし達人間の勝手な思いで終わらせることはよくないことかもしれない。
安楽死…という賛否両論ある決断の中、いつもそれが正しいことなのかどうかは答えはでないけど、
人の元で暮らし、家族として過ごしてきた動物達が、けっして良くはならない、治ることのない病気に苛まれたとき、少しでも苦しまないように、楽にしてやる手段として選んだ選択肢だけにすぎない。

あたしは、安楽死は最後の究極の医療行為だとおもってる。

先生は、あたし達の活動をよく理解してくれていて、いつも「その時期(とき)」が間違ったものではないかも話をした上で引き受けて頂いています。
それが・・・その行為が嫌なことに決まってるのに、獣医という立場上、先生でしかできないその行為をきちんとした形で遂行していただく…
それは本当に有り難いことで、感謝しきれない思いです。

ゴンを連れて帰って来るときに点滴をしていたときの静脈確保。
万が一のてんかんがまた夜中に起こったらと、ゴンに負担がないように、すでにもう坐薬がきかなくなっていたから、直ぐに薬を入れられるようにと…
そのままにしておいてくれて、あたし達の不安な気持ちを計らってくれていた。
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そんな中、ゴンは真夜中やはり二時間間隔でてんかんを起こしていたらしい。
朝、あたしが向こうの自宅に会いにいったときには病院に居るときより安らかに見えた。

彼女と更に話しをした。
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あたしは最後になるかもしれないゴンに、少しでも何かを味合わせたくてa/dを持っていき、口元に運んでみた。
今まで見向きもしなかったらしいのに、不思議にもペロリと半缶たべてくれた。
それを機に彼女の差し出した他の缶詰も3口くらい食べたんです。
まだ少し食べたそうではあったけど、ゴンは消化器系に腫瘍が考えられるため、また食べた後、胃腸が動き出したりするので、もしそれが、痛みの原因にでもなると怖いので、それでやめることにした。
その後、ゴンは少しトイレに行きたいのか四つ脚をバタバタさせては起きあがりたそうにして暴れたので、介護用具をつけてお庭にだしてもらうことに…。
でも、結局しなくて少し立たせてみたけどしなくて、またお部屋に入って…。
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そんなこんなでゴンはお腹もふくれて少し疲れたのか、満足して落ち着いてすごく心地よい感じに眠りはじめようとしていたんです。

  ダメだ… 。
  こんな感じなら、もう少し一緒にいられるんじゃないか…
  三人の決心が鈍る・・・・
  そして彼女が、今日はなしだな…ってつぶやく。

ーでも、あたしは、この後にまた波があって、苦しい、いろんなことが起こってくるであろうってこともわかってた。ー

だからここで決めた決心を揺るがし、また先延ばしすることもできないってこともよくわかって。
そんなとき、その決心が間違いないって後押しするように、あたしの目の前でゴンはてんかん発作をおこした。
あたしはてんかん発作?!のような症状を目の当たりに見たのが初めてなので、こんなに苦しそうに 形相がかわるくらい過酷な発作なのだと改めて思い知った。

 「もう…やっぱり終わりにしてやって…」
   あたしはそう言うしかなかった。

いつもよりは発作は短かったものの、意識はしっかりしてそうなだけに苦しそうにしていたし、治まった後も呼吸が荒く疲れ切っていた。

  やっぱり…きたね。

あの安らかな眠りのまま永遠の眠りについてくれたなら、どんなにうれしいことだったか…

けどね ー・・・・
まず、そんなこと、無理なんだよね。

-ゴンの生命力の強さを少し呪いたかった…。 ー

このままでは楽には死ねそうにないね、ゴン…。

先生はここの家に来てくれると約束してくれたけど、約束の時間よりかなり手術が押して、あたしは結局仕事にどうしても行かなきゃならなくて、最低なことに、その場を夫婦に任せることになり、立ち会うことができなくなった。

最後の責任が果たせなくてゴンを看取れなかったことに大きな悔いが残った。
なるべくせめて、ゴンが今までどおり、不安のないように、逝かせてやりたい・・・・

ささやかな最後のあたし達の思いだった。

あたしがいなくなった後、先生が到着し、先生が何度も何度も「ほんとにいいんですか?」と言う問いに、彼女はなかなかハイとも言えず、彼が「お願いします」と伝えたという…。

   ものの数秒…・・・・

ゴンの意識がなくなって・・・それからまもなく心臓がとまった…。

ゴンは、腎不全による尿毒症からくるてんかん発作というより、ガンが脳に転移しておこってくる てんかん発作のようなものではないかということでした。

彼女から聞いた事実。
看取れなかったあたしの後悔…。

   ゴンは楽になりました。

   静かに 向こうに逝きました。
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あの子の半生は不幸に満ちたものだったけど、 晩年は本当にのびのびとわがままに自由に暮らすことができました。

噛みつき、吠えまくり、尻癖が悪い…の三拍子そろった悪悪な子で、放棄され、レスキューするのもやっとの子だった。
誰もが受け入れられにくいこの犬を、最後の居場所としておいてもらったのがここだった。

ゴンに代わって心から感謝します。
ゴンを救ってくれてありがとう。

預かりではあったけど、ゴンは心から慕い、悪さをして怒られて荒っぽく扱われることも、むしろ遊んでもらってるくらいにはしゃいで喜び、旦那さんが大好きだった。

あたしが出会ったレスキュー犬の中でも本当に大変な犬の中の一匹だったけど、あんなに頭が良く ノー天気で、いつまでもやることが無邪気な犬はいなかったかもしれない。

    当時のガウガウの恐ろしい犬だったころのゴンの姿が蘇る。

晩年は、、、、食べ物に関しては執着があり、噛むこともあったけど、最後は家が大好きで、まったり寝てばかりの本当に穏やかな犬になったものだね。。。

預かりの夫婦は先日、先住犬の,ピレを看取ったばかりなのに・・・・

    また二人にはポッカリ穴が空きました。

ゴンは、死後1日お家に置いてもらって、次の日、火葬に行って、昨日、お骨になって戻ってきました。
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安らかに・・・・・・眠ってください。

ゴン・・・みんなによろしく。。。。。

生前のゴンです
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by onaminokai | 2013-09-15 20:37 | 里親募集 【犬】
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京都を拠点とする犬・猫のレスキュー日誌
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